専門研修・後期研修
後期臨床研修について

友愛医療センターでは現在21名の後期臨床研修医が研修しています。サブスペシャリティ領域が決まっている先生も決まってない先生もいますが、本人の希望を聞きながら、それぞれ個別での対応を心がけています。研修に関してはある程度幅広く、かつ多くの症例を診ておくことは各種分野で使用されている分子標的薬など新しい治療の副反応に対応するためにも有益なことです。自分が歩んできた道のりとは随分様相が変わっていますが、教育環境を整え、成長速度を早くしていくことは医学の進歩からすれば必然だと思っています。臨床研修は分化させるものではなく、統合していくものであり、どこに行っても通用する「グローバルスタンダード」を重視しています。
今、新専門医制度や医師の働き方改革など医療界に新たな潮流が渦巻いています。友愛医療センターはこの流れにうまく乗りながらも、多様性を受け入れ、かつブレない軸をつくっていきたいと思っています。
2018年度後期研修医・専攻医受入数 実績

当院の専門研修プログラム(新専門医制度)
基幹プログラム
|内科 | 内科学会専門医をはじめとして、各科に在籍する実績豊富な指導医のもと、 基礎的診察能力、広い知識と質の高い診療技術を習得。全人的な診療にあたる医師の育成をめざします。 |
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|産婦人科 | 基礎的診療能力 ( 救急疾患、プライマリーケア ) を基本として、 充実した手術症例・開腹、腟式、腹腔鏡手術と幅広い技術習得を目指す。 産婦人科医としての診療能力、問題解決能力を身に付けます。 |
|整形外科 | 「実践に強い整形外科医師」を到達目標とし、経験と実績により洗練された研修を提供。 全国トップレベルの手術症例数と広範な診療領域の研鑽を積んでいきます。 |
|外科 | 豊富な症例を経験でき経験豊かなスタッフの指導のもと外科専門医取得のみならずサブスペシャリストにも必要な幅広い確かな知識と高度な技術を身につけることができます。 |
連携プログラム
- |内科
- |整形外科
- |麻酔科
- |外科
- |救急科
- |小児科
- |皮膚科
- |眼科
- |泌尿器科
- |放射線科
- |病理診断科
- |脳神経外科
- |形成外科
当院の後期研修プログラム(制度外)
当院では2006年度から後期研修制度を導入し、多くの後期研修医がそれぞれの診療科で研鑽を積んできました。これまでの実績を活かし、新たな新専門医制度を構築していますが、引き続き新専門医制度外の研修を希望なさる後期研修医も受け入れています。2017年以前に初期研修を終えた方、制度外研修を希望する方対象のプログラムです。初期研修で学んだ基礎的な臨床経験を活かし、後期研修ではより専門的に知識の習得と経験ができるように各科プログラムを組んでいます。新専門医制度に進む前にもう少し経験してから進路を決めたい方など、ご相談に応じます。
後期研修修了後の進路
後期研修修了後、引き続き当院で勤務なさる先生もいらっしゃいますが、県内外問わず、様々な病院で活躍されている先生方も多いです。県外で研鑽を積まれた後、当院に戻ってきて、後輩の指導をしたり活躍されている先生もいらっしゃいます。
- ■県外大学:15.4%
- ■県外市中:19.2%
- ■琉球大学医学部附属病院:6.4%
- ■県内市中:3.8%
- ■当院:53.9%
- ■海外:1.3%
- 【県外就職先の一例】
- 亀田総合病院、榊原記念病院、 順天堂大学医学部附属病院 聖マリアンナ医科大学 名古屋市立大学病院 名古屋第二赤十字病院 京都大学附属病院、長崎大学病院 琉球大学医学部附属病院 中頭病院、沖縄県立宮古病院