中折れに悩んでる男性

さまざまな理由から性行為中に中折れしてしまうことに悩んでしまう方が多々見られています。

ただ、原因やその対策を知っておくことで問題を解消することも可能です。

本記事では、性行為中に中折れしてしまうことに悩んでいる方に向けて、中折れの原因と対策について解説します。

中折れを放置してしまうことのリスクも把握し、すぐに対応する意識を持ちましょう。

中折れはED(勃起不全)の一種

中折れに悩んでる男性の写真

中折れはED(勃起不全)の一種で、挿入時は勃起していてもその状態を維持できない症状のことです。

勃起は血管・神経がかかわっており、血管・神経は病気や精神的な要因で影響を受ける可能性があります。

そのため、中折れもいくつかの要因で発生する可能性があるため、それぞれで中折れが発生している原因を特定させる必要があります。

中折れが性的な問題で収まらないケースもあることを視野に入れ、すぐに治療を始める意識を持ちましょう。

性行為中の中折れを放置すると早漏に発展してしまうことも

性行為中の中折れを放置していると、早漏に発展してしまう可能性があります。

早漏は自分の意志に反してすぐに射精してしまうことです。

中折れを何度か経験すると、勃起を維持し続けることが難しいために勃起しているうちに射精しようとする心理が働きます。

その気持ちが無意識下で起こると、早漏を改善しようと思っても時間がかかりやすくなってしまいます。

ちなみに、国際性医学会の見解によると、早漏の定義は以下の通りです。

  • ほぼ毎回挿入してから1分以内に射精してしまうこと
  • 射精に対する悩み・つらさを感じてしまうこと

1分以内で射精しなかったとしても、射精のタイミングがコントロールできないことに悩みを感じているなら早漏に該当します。

中折れを起こしてしまう4つの原因

中折れを起こしてしまう主な原因は以下の4つです。

  • 中折れを起こしてしまう原因①:加齢
  • 中折れを起こしてしまう原因②:生活習慣の乱れ
  • 中折れを起こしてしまう原因③:外部からの心理的ストレス
  • 中折れを起こしてしまう原因④:薬の副作用

中折れを起こしてしまう原因①:加齢

加齢によって中折れを起こしやすくなる傾向にあります。

加齢による中折れは器質性EDに該当し、年齢を重ねていくと血管が厚く硬くなりやすいです。

動脈硬化が進んでいくと血液が陰茎に送られにくくなるため、中折れを引き起こしやすくなります。

動脈硬化の対策が直接中折れの対策にも繋がると考えておいてください。

中折れを起こしてしまう原因②:お酒をたくさん飲むなど生活習慣の乱れ

お酒をたくさん飲むなどの生活習慣の乱れでも中折れを起こしやすくなります。

生活習慣の乱れによって発生する症状として以下の症状があげられます。

  • 男性ホルモンの1つのテストステロンが減少して性欲が落ちてしまう
  • メタボリックシンドロームによる動脈硬化
  • 神経機能の低下で血液を陰茎にうまく送れなくなる

動脈硬化によって物理的に血液が送れなくなるだけでなく、生活習慣の乱れは血液を送る命令機能にも支障が出やすいです。

また、性欲そのものが失われてしまうために途中で萎えて中折れを引き起こしてしまうことも珍しくありません。

中折れを起こしてしまう原因③:過去のトラウマなどの外部からの心理的ストレス

過去のトラウマなどの外部からの心理的ストレスで中折れを起こしてしまうケースも多々見られています。

心理的ストレスによる中折れは心因性EDに該当し、20代や30代は器質性EDよりも心因性EDを引き起こしやすいです。

心理的ストレスの具体的な例として以下のケースがあげられます。

  • 男性器に対するコンプレックスを持っている
  • 同意のない性的被害を受けた
  • 人間関係のストレスを強く受けている
  • 将来に対する不安がずっと頭の中をよぎっている

大きく分けると、男性器に対するコンプレックスや性的被害をはじめとする性的な問題に対するストレスと日常生活で受けているストレスの2つのパターンがあります。

特に40代だと、若い頃は性行為に対してある程度自信を持っていたものの、器質性EDで中折れを引き起こし、自信を失って心因性EDも引き起こすケースも多い点に注意が必要です。

中折れを起こしてしまう原因④:薬の副作用

薬の副作用によって中折れを起こす可能性もあります。

薬の副作用による中折れは薬剤性EDに該当し、中折れを引き起こす前に何か薬を飲んでいた人は薬剤性EDも疑ってみましょう。

中折れが副作用で出やすい薬の例として以下のものがあげられます。

  • 精神安定剤
  • 睡眠薬
  • アレルギー治療薬
  • 抗うつ薬
  • AGA治療薬

精神面での治療薬を服用している方は、中折れを引き起こしてしまうリスクに注意が必要です。

性行為によるトラウマから精神的な問題を抱えてしまった場合、精神安定剤での治療がかえって問題を悪化させる可能性があります。

また、近年では美容クリニックでAGA治療を受ける方も増加しています。

AGAの治療も自宅で内服薬で済ませられますが、EDにかかわる副作用があることに気を付けてください。

20代で中折れを起こしてしまう主な原因はストレスによるものが大きい

先ほども触れましたが、20代で中折れを起こしてしまう主な原因はストレスによるものが大きくなりやすいです。

近年では早期リタイアを考える人も増えつつあり、若いうちにとにかく稼いで人生をのびのび生きようと考える方もいます。

ただ、ハードワークに追われて中折れを引き起こしてしまう場合もあります。

また、20代は性行為に対する経験が少なく、過度に緊張していると性行為の際に思うように勃起しません。

性行為に対する経験があっても、下手だと感じてしまう出来事があるとそれ以降簡単に勃起できなくなってしまいます。

中折れを改善する対策は主に2つ

中折れを改善する対策は主に以下の2つです。

  • 中折れ改善の対策①:心理的アプローチ
  • 中折れ改善の対策②:身体的アプローチ

中折れ改善の対策①:心理的アプローチ

心因性による中折れが課題となっている場合、心理的アプローチでの改善が必要です。

私生活でのストレスが大きい場合は、少しでもゆとりを持てるライフスタイルに変えるとストレスが軽減しやすくなります。

性行為でのトラウマがストレスになっている場合は、性行為に対する自信を付けるために場数を踏むことが大切です。

実は、風俗には性欲解消を求めて尋ねる男性だけでなく、性行為に対する自信を付けたり、ED改善を目指したりして来店する男性も少なくありません。

相手をしてくれる方もEDにかかわる悩みを持っている人もやってくることを理解した上で接してくれます。

性的な悩みのカウンセリングの場としても機能しているため、不安を抱えず風俗店に足を運ぶことを視野に入れてみてください。

中折れ改善の対策②:身体的アプローチ

器質性による中折れが課題となっている場合、身体的アプローチでの改善が必要です。

規則正しい生活リズムを作り、睡眠時間が不足している場合は意識して睡眠時間を確保するように行動してみてください。

また、運動不足が気になる方は近年流行っているジムに通うことも検討しましょう。

必要な栄養素が不足している場合は以下の栄養素を摂取することが大切です。

  • 亜鉛:牡蠣・チーズ・豚肉など
  • シトルリン:スイカ・メロン・へちまなど
  • DHA/EPA:イワシ・サンマ・サバなど

日常の食事で栄養素が補えないときは、サプリメントで補うことも考えてみてください。

年代別中折れの原因

中折れを引き起こす原因は年代によって変化しやすいです。

それぞれの年代における中折れの原因を把握し、自分に当てはまるか分析しましょう。

20代の中折れの原因

20代の中折れの原因は若い年代であるが故の無理なハードワークや性行為に対する精神的な悩みがあげられます。

仕事のストレスをゼロにはできません。

ただ、自分にとってやりたい仕事をすればストレスは軽減しやすいです。

改めて自分のやりたい仕事が始められないか考えてみてください。

難しい場合は、ストレスを解消する方法を自分の中で確率させることで、ストレスが軽減できます。

また、ED治療薬を服用しながら性行為を重ねていくことで精神的な悩みは解消できます。

ただ、ED治療薬には軽い頭痛やめまい、動悸をはじめとした副作用があるため、一度服用して副作用が出たら再度服用しないように注意してください。

30代の中折れの原因

30代の中折れの原因も基本的には20代と変わりません。

ただ、30代になると結婚する男性が多く、将来的に子どもができることを考えて仕事に対して過度にプレッシャーを感じてしまうことがあります。

性行為の際も子どもを作ることに対するプレッシャーを感じる場合があるため、20代と同じ原因でもその具体的な要因は変化しやすいです。

1人で悩みを抱え込まず、パートナーと話し合うことで悩みが解消しやすくなります。

40代の中折れの原因

40代の中折れの原因は生活習慣・加齢による部分が大きくなってきます。

40代だと責任ある仕事を務める場合もあり、時間的な余裕がないケースもありますが、時間があればジムを活用してみてください。

また、20代のときと同じ食生活をしていると太りやすくなるため、食生活の改善も意識することが大事です。

40代以降は基本的に同じ理由で中折れが生じやすくなり、60代になってくると全体の6割ほどがEDを発症します。

ある程度年齢を重ねると、ストレスを抱えないためにも、生活習慣の改善には努めつつ年齢的な問題があるから仕方ないと割り切ることも必要になってきます。

心理的アプローチは中折れしたときの女性の感じ方を知っておくと対策しやすい

性行為での自信の喪失をはじめとした心理的アプローチは、中折れしたときの女性の感じ方を理解できていると対策しやすくなります。

パートナーが中折れした際に女性が感じる印象は大きく分けて以下の5つのパターンです。

  • 中折れした際に女性が感じること①:自分に魅力がないのだろうか?
  • 中折れした際に女性が感じること②:気持ちよくなかったのだろうか?
  • 中折れした際に女性が感じること③:気にしすぎて男性側が自信を無くしてしまわないだろうか?
  • 中折れした際に女性が感じること④:そういうこともあるだろう
  • 中折れした際に女性が感じること⑤:自分のことはもう好きではないのだろう

まず女性側が自分のせいだと感じる場合があります。

自分の容姿に魅力がない・性行為がうまくなかったと感じてしまうと、女性側も性行為に対してトラウマを抱える可能性が高いです。

あまり自分の感情を表にしないパートナーだと、自分のせいにしてしまう可能性があると考えておきましょう。

また、自分を責めることはないとしても、女性側が男性側を心配することはあります。

気を遣わせてしまっていると捉えると悪循環に陥ってしまうため、優しいパートナーだとプラスに捉えることが大切です。

一方で、女性側がEDに対して理解があり、そういうこともあると捉えることもあります。

上記の場合は理解を示してくれた女性側に感謝することを忘れないでください。

中には、比較的サバサバした考え方を持っている女性もおり、勃起できないことに対して情けない・もう自分のことは好きではないと感じることもあります。

EDであることを本人の口から説明されても信用してもらえない場合もあるため、第三者を介してEDであることを伝えてもらうことを検討しましょう。

すぐにでもED対策するなら専用の治療薬を処方してもらう

ED対策に効果的な治療薬にはいくつかの種類があります。

それぞれの治療薬の違い・特徴を以下の表にまとめました。

ED治療薬の種類 バイアグラ シアリス レビトラ ザイデナ ステンドラ
費用相場 300円~1,500円 700円~1,600円 900円~1,200円 1,000円 1,300円
勃起の強さ 強い さほど強くない 最も強い やや強い 強い
効果開始時間 30分から1時間以内 1時間から4時間以内 15分から30分以内 30分から1時間以内 15分から30分以内
効果持続時間 3時間から5時間 30時間から36時間 5時間から8時間 11時間から13時間 3時間から6時間
食事で受ける影響 受けやすい 受けにくい やや受けやすい 受けにくい 受けにくい
副作用 出やすい 出にくい 出やすい 出にくい 出にくい
配合されている主な成分 シルデナフィルクエン酸塩 タダラフィル バルデナフィル塩酸塩水和物 ウデナフィル アバナフィル

最も効力が強く副作用が出やすいED治療薬はレビトラで、持続時間が長い代わりに効力は少なく副作用が出にくいED治療薬はシアリスです。

また、コスパを意識するならバイアグラもおすすめできます。

それぞれの治療薬の特徴とED治療で求めることが合致する治療薬を選択してください。

クリニックごとで提供可能なED治療薬の範囲が異なります。

相談するクリニックを選ぶ際に、どのED治療薬を提供しているか確認しましょう。

中折れに関するよくある質問

中折れに関するよくある質問として主に以下の2つが見られています。

  • 中折れに効果のある即効性のあるED治療薬はどれ?
  • 中折れはどのくらいの割合で発生している?
中折れに効果のある即効性のあるED治療薬はどれ?
即効性の期待できるED治療薬はレビドラです。中折れの状況が深刻な場合は、効果の強い治療薬を選ぶ必要があります。器質性EDが原因の場合は効果の強い治療薬を選び、心因性EDが原因の場合はマイルドな効き目の治療薬を選ぶことをおすすめします。
中折れはどのくらいの割合で発生している?
中折れは20代の男性で約25%ほどで、年齢が上がっていくとその割合が上昇します。先ほども触れましたが、60代になってくると過半数以上は中折れの経験を抱えることとあります。どの年代でもEDを経験している割合は比較的多いため、中折れは決して珍しいことではないと捉えておくと、少し気持ちが和らぎます。